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手作り傘に挑戦!オリジナル傘の作り方

今年もはや半年が過ぎ、梅雨の季節がやってきましたね。
洗濯物も乾かないしジメジメしてるし、なんだか憂鬱だわ~。なんて日も続きますが、とびきりお気に入りの傘で雨の日さえ楽しんじゃいましょう。

という訳で、今回は傘を作ります。
参考になりそうな本や資料が見当たらなかったので独学です。逆にここはこうした方がいいよ。なんていう傘職人さんからのアドバイスお待ちしております。

材料はこちら。傘の骨と撥水加工のされている生地です。シンプルでいいですね。
傘の骨は今の時期だと日傘作成用で手芸屋さんにも置いてたりします。その際は、傘の先が金属(陣笠)タイプのものを選びましょう。
☆型紙は別売りになってることが多いです。傘骨と同じ品番のものを併せてお求めください。
☆伸びる生地なら型紙より少し小さめにカットするのがポイントです。
※作り進めてるうちにベルトを留めるボタンも要ると気付きました…。

アトリエではレーザーカッターでパーツを切りましたが、手で切ってもほつれにくい素材だと思いますので大丈夫です。今回使った傘骨45cmの型はダウンロード出来るようにしてます。こちらからどうぞ。(W580×H500mm/SVGデータ)

きれいに切れました。

三角形の下部を4mm幅の三つ折りにして縫います。お持ちの方は三つ巻押さえを使うと便利です。

三角形の2枚の中表にして重ね、右端を7mm折り返して折り返した部分から2mmほど内の箇所を縫います。

残りの三角形も2枚ずつ縫い合わせ、こちらを全部で4セット作りましょう。

2セットずつを縫い合わせて

さらに2セット縫い合わせて、8枚すべてを縫い合わせます。後ほど縫い合わせた傘布の中心に傘骨を差すので、鉛筆が通るくらいの穴を開けておきましょう。

露先(つゆさき)を傘の8角の先端に縫いとめます。
あ• 露先の穴とかぶるくらいのところに布端をはさみます。
い• 手前からはさんだ露先の穴を通すように針を刺し、もう一度重ねて糸を通します。
う• 針は抜いてしまわずに針先に糸を2回かけて玉留めの要領で結び目をつくります。
え• これを2〜3回繰り返して糸を切ります。

菊座を作ります。
あ• 画像のように中表に合わせて端から端まで縫います。
い• 縫い代を割って、はみ出した部分をカットします。
う• 外表に半分ぐるりと折って、菊座の端(わでない方)を一周ぐし縫いします。
え• 糸を引いてぎゅっと縮めます。後ほど縫い付けるので針はこのままで。

1• 傘骨の先に天丸を差し込みます。
2• その上に縫い合わせた傘布の中心を差し込み、端を内側に入れながらぐし縫いをし、糸を2周ほど巻いて縛ります。(←天かがりというらしいです)
3• 菊座をかぶせ、糸をしっかり引き締めてから玉留めをします。
4• 陣笠を付けて釘打ちします。

関節保護用の生地(正式な名前が分かりません…)を骨に下から通し、関節の部分まできたら生地の上部を合わせて縫い留めます。なくてもいい作業なのかもしれませんが、高級な傘ほどこちらが付いてたので。

露先を骨の先端に対角の順に差し込みます。
傘を開き、傘骨と傘布(ぬいしろ部分)を縫いとめます。傘骨1本に2カ所ほど。

ベルトを作ります。上記のサイズに生地をカットしましょう。
1• 図のように生地を折ります。
2• さらに半分に折って端を縫います。
3• ボタンの幅に合わせてミシンか手縫いでかんぬきどめをします。

ベルトを裏返して、右端を2重にして1cmほど下に折り返します。折り返した部分から5mmほどの箇所を傘に縫い付けます。縫い目の上にボタンを付けます。

仕上げに蒸気でなんかしてます。以前見た本でイイダ傘店さんがこのようなことをされてた記憶があったので。違ってたらすみません〜。

気になる使用感ですが、一日雨の日でも雨漏りもなく(あったらこのブログ消します)軽くて快適に過ごせました。ですが、どしゃ降りの日だともっと大きめの傘の方が良いでしょう。以上、アトリエ伝書鳩からでした。

★似てるけどちょっと違う日傘の作り方はこちらからどうぞ。

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自作でおじさんのためのレザーベルトポーチ【型紙あり】

前々からかばん嫌いの所長(主人)にベルトに付けるポケット的なもんを縫ってくれと頼まれてたので、重い腰を上げ作ることにしました。

中に何を入れるのかというと、おじさんの3種の神器①スマホ②アイコス③折り財布です。

どうやら市販のものがサイズ・使用感ともにしっくりこなかったようで、型紙を作るとこからの作業です。ちなみに独学でのレザークラフトですので、行程はご参考までに。

まずはAdobe Illustratorでパターンを引き、レーザーカッター(FABOOL Laser DS)で巻き段ボールをカット。ミシンで縫ってサイズ感を確かめました。

ちょうどいい大きさだったので、革をカットしました。この時、レーザーカッターの光の跳ね返りで焦げが付いてしまうのを防ぐ和紙アプリケーション(大きいマスキングテープのようなもの)を革の裏面に貼ると良いです。

パーツがきれいに切れました。他材料はマグネットボタンと四角カン(20×12mm)、ベルトループを取り付ける際にジャンパーホックとカシメが必要です。

本体のコバ(裁断面)にコバ処理剤を塗り、ベルトループは2枚重ねにして皮革用ボンドで貼り合わせました。

ボンドが乾いたらベルトループのコバ処理をしました。

内側のベロにマグネットボタンを縫い付けて、本体の袋口を5mmの両面テープを貼って折り曲げて仮止めしました。折り曲げる時にベロを中央に置いて挟み込んでいます。

いよいよミシン掛けですよ。ワクワク。まずは袋口を縫いました。
余談ですが、アトリエのミシン(JUKI SL-700EX)針や糸や部品を厚地バージョンに交換すれば、レザーも縫えるんです。が、分厚くなるほど下糸側がきれいに縫えないのです。なので、袋口などのどうしても分厚くなる部分は、内面からでなく外面から縫ってます。

次に1cmほど縫い代をつけて両端を縫いました。更にマチを作って縫って、ひっくり返して〜。

形を整えると本体の完成!

本体と四角カンを繋ぎ、ジャンパーホックを付けたベルトループを通して仕上げました。

所長もお気に召したようで、めでたしめでたし。これにて財布も鍵も落とすのは勘弁してくださいね。もうすっぴんで交番行かへんど。

おじさんのためのレザーベルトポーチの型紙はこちらからダウンロードできます。(450×297mm /A3長サイズ)
SVGデータなので、一部のレーザーカッターやカッティングマシンでご使用いただると思います。イラレでの編集も可能です。

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自作で足踏み式消毒液ポンプスタンド

今やどこの出入り口にもかかせない消毒液ポンプとスタンド。特に足踏み式はポンプ部分を手で触らなくてすむのでありがたいですね。アトリエにも欲しいなー。

という訳で、今回は“足踏み式消毒液ポンプスタンドを作ってみた”過程をご紹介します。費用はかけず、家にあるものやホームセンターで買い揃えられるもので作っておりますので、同類のもののご購入をお考えの方はぜひご一読ください。

材料は、以下の通りです。
①家になぜかあった三脚(高価なものではないと思われます)
②ワイヤーロープ1mほど ③オーバルスリーブ ④押しバネ ⑤ブックエンド ⑥ワッシャー ⑦ステンさら小ネジ ⑧グロメット ⑨L字金具 ⑩棒状金具
※材料はウチの三脚に合わせたものです。長さ、サイズなどはものによって変わってくると思いますので、ご参考までに。

要は、三脚の空間部分をバネで上下させる仕組みです。

まず、三脚のカメラを止めるネジと内部のワッシャーを外します。この時、ポンプスタンドのお役目が終わったら普通の三脚に戻そうという考えは捨てましょう。

⑨と⑩の金具の重なる所を引っ付けます。私は半田付けに失敗したので、金属&金属のボンドを付けて、細いワイヤーでグルグル巻きにしました。

上から順に⑨・⑩金具→ワッシャー→押しバネ→グロメット部品を取り付け、先程のネジ穴から⑦のネジを通し、固定するまで回します。

足踏み部分を作ります。
ブックエンドを鋭角に曲げ、ペダルとして使います。踏んだ時に動かないように台に固定させます。ちょうどブックエンドに穴が空いてたので、そこをネジ留めしました。

ペダル(ブックエンド)の上側と⑩金具の先をワイヤーで繋ぎます。ワイヤーを適度な長さにカットして、両端を輪っかにしてそれぞれの穴に通しオーバルスリーブを潰してかしめます。

ここで一度ペダルを踏んでみてください。⑨・⑩の金具が下がり、踏み外すとバネの力で元の状態に戻るようならば良好です。

消毒液を置く台を付けます。私はレーザーカッターを使って適当なものを作りましたが、パイプに取り付けるアジャストトレーなんかをアウトドアコーナーで探してみるといいかもしれません。

うまくいってたらこれで完成ですが、消毒液の高さを微調整するためにクリップを挟みました。ここは見た目スマートになるよう改善すべきなんでしょうが、気にならないのでこのままGO!

あと、消毒液のノズルを動かないように⑩金具の先端にネジを付けてやると噴射時もグラつかないのでおすすめです。

踏んでみて~。シュコ!ちょうどいい量が出ました!

以上、アトリエ伝書鳩流のペダル式消毒液スタンドの作り方でした。

淡々とした様子で書きましたが、実はスタッフK(息子)と試行錯誤しながら作ってたので、最初に噴射が成功した時には青春か!ぐらいのハイタッチをしたのでした。

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自作で非接触ドアオープナー

レーザーカッターでカットするのに今のところ一番おすすめな素材は、ずばりアクリルです。なぜかっていうと、他の素材だと縁(フチ)が焦げてしまうからです。
アクリルの場合、焦げるというより溶けるので縁が黒くならないのです。
とはいえ、レーザーの光の跳ね返りで表面も少し変色しちゃうのでアクリル板の場合、元々付いてる保護シートごとカットするのが基本です。

という訳で、本日は“非接触ドアオープナーを作ってみた”過程をご紹介します。
おっと。非接触ドアオープナーとはなんぞや?ですが、手で直接ドアノブを触らずに開けることができるアイテムです。ATMやエレベーターのボタン、つり革なども手の代わりに使うアレです。
早速、形をデザインしてベニヤ板で試作してみましたよ。

当初はアルファベットのgがいっぱいあったら面白いかもと思って、色々なフォントのgを作ってみたのですが、スタッフT(娘)に「メガネみたいなんしか要らん。」と言われたので、メガネぽいやつだけに絞ることにしました。

大きさも形もしっくりきたので、いよいよアクリル板をカット。保護シートを剥いて、面取りスクレーパー(青いやつ)でちょっとした凸凹を削ってフラットにしていきます。
はい、これで完成〜。と言いたいところですが、縁の角のシャープな感じが触った感じめっちゃ気になる…。ちなみにアクリル板では角(カド)じゃなくてバリって言います。

で、色々調べた結果、アクリル製品のバリ取りにはバレル研磨という仕上げの工程があるってことが分かりました。
バレル研磨とは、分かりやすく言うとガラガラ抽選器のようなものです。バレル(樽)の中にワーク(製品)とメディア(研磨石)とコンパウンド(研磨剤)を入れ、かきまぜた時の摩擦によって研磨するという技術です。
うまくいくか分からないけど、小さい金属(指輪とかコインとか)用の金属磨きと思われる小型のバレル研磨機を買っちゃいました。↑試運転↑

ここで苦労したのが、メディア(研磨石)を探すことです。バレル研磨は元々工場でしか行われてない技術なので、仕入れる単位が20kg〜とかなんですよ。
小さいメディア(おにぎりみたいなやつ)は少量で販売している業者さんをどうにか見つけて購入できたのですが、アクリル磨きにどうしても欲しかった竹チップを小売りしている所がどこにもなかったので、MDFパネルを小さくカットして使うことにしました。

まずはメディアにコンパウンドをコーティングさせるためにワーク(製品)は入れずに1時間ほど回しました。
馴染んだところで、ワークをいれて6時間ほどガラガラ…。タイマーが1時間がマックスなので、止まる度にまたタイマーかけての繰り返し。地道な作業です。しかも、ガラガラとまぁまぁうるさいのです。

でも、地道な作業の甲斐あって、バリが取れ滑らかな触り心地に!
もっと時間をかけて回すともっと丸みが出てくると思うのですが、家庭用ならばこれが限界。工場だと半日〜一日回し続けたりするそうです。工場のみなさま、お疲れさまです。

ただ、メディアとのぶつかり合いで艶が完全に消えてる(泣)
竹チップならツヤツヤなままなんでしょうか。竹チップを取り扱っておられる業者様、小売りを検討願います。

今回はインパクトドライバーにフェルトホイールを付けてプラスチック用研磨剤を塗って研磨仕上げ。納得いく艶が戻りました。

キーホルダーのパーツを付けて完成!赤ふち、黒ふち、べっ甲調の3カラーができました。
きっと教授ならどれでもお似合いですね♪